稽古は真剣の大小拵(初心者は模擬刀)の刀と、脇差と、木刀を使う古来の稽古方法。指導は初心者にもわかりやすく、古伝の所作・作法(歩き方、座り方や呼吸法など)から始め、面斬り・型・組太刀・試斬りなどの刀法を中心に行い、古流居合(裏)まで伝統に基づき練武する。
基本(面斬り)/討ち込み


「面斬り10年」を金言として基本を徹底して稽古します。基本は面斬り、ただ黙々と面斬りに徹します。
型

単に刀を鞘に納めるだけでなく、油断なく正確に、そして何よりも速く納める「納刀」が知心流の特色の一つと言われています。
約束/自由木刀組太刀(乱取り)


知心流には約束動作のない自由組太刀においても危険防止の為につける防具や竹刀はありません。
「命の遣り取り」で成立している剣の道だからこそ、江戸時代初期からの真剣と木刀にこだわったのかもしれません。
鎧組太刀

真剣での約束組太刀を行います。鎧を着用した約束といっても真剣でする以上、そのままでは斬ってしまうところを
寸止め・分止めにて行います。さらに斬る寸前で刀の刃を返して棟で止めます。
試斬り


畳巻きにて行います。吊るし斬り(常に相手は動いていることを前提にした古来の斬り方)も行います。